令和12年秋に開業がほぼ確定した大阪カジノは失敗するのか、問題点やリスクを調査し、できるだけわかりやすい言葉でまとめました。
カジノを含む大型リゾート施設、大阪IRですが「事業から違約金なしで撤退できる権利を放棄」したことで令和12年秋の開業がほぼ確定しました。
今回は、こちらの疑問をまとめます!
- 大阪カジノは失敗する?事業の問題点とは?
- 大阪カジノは撤退しないの?
- 大阪のカジノは世界一危険?
カジノと聞くと不安になってしまいますよね。
- ギャンブル依存症の増加、カジノの需要が低い可能性がある
- 事業から違約金なしで撤退できる権利を放棄したことで開業はほぼ決定
- 依存性の高い電子ゲーム機が多いことが危険といわれる
それでは詳しく解説していきます。
大阪カジノは失敗する?問題点を徹底解説
大阪カジノは大都市に建設されることから「ギャンブル依存症が増える」などの問題があり失敗するのではといわれています。
- ギャンブル依存症が増える
- カジノの需要が低い可能性がある
- 他都市にもカジノが建設される可能性が増える
- 外国人観光客が日本に求めるものとの違い
日本はカジノは違法といっておきながらパチンコ・スロット・競馬・競艇などが多く、実はギャンブル大国です。
そんな日本にカジノができたらどうなるのか…心配ですよね。
莫大なお金を使って建設するのに失敗するのではないか…といわれる理由を解説していきます。
問題①:ギャンブル依存症が増え治安が悪化する
カジノは1回に賭ける金額が高いことから、刺激が高くギャンブル依存症になってしまう方が増加する可能性があります。
ギャンブル依存症の特徴はこちらです。
- ギャンブルを止めると落ち着かなくなったり、イライラしたりする
- 多少勝っても興奮しなくなる(ギャンブル勝敗への慣れがでる)
- いつもギャンブルのことを考えてしまう
- 不安定なときにギャンブルをすると落ち着く
- 負けを別の日に取り返そうとする
- ギャンブルに熱中していることを隠そうとする
- ギャンブルのせいで人間関係や仕事を失ったり、危険にさらす
- ギャンブルのお金を他人に貸してほしいと頼る
カジノといえば、リゾート地にあり旅行者がカジノ目的でリゾート地を観光したり、観光ついでにカジノを楽しんだり、という流れがありました。
しかし、大阪は普通の大都市です。
なので、給料をもらった方がすぐに行けてしまう状況にあります。
給料をカジノで失えば、どうなるか簡単に想像できますよね。
ギャンブル依存症になり、家族や他人を巻き込んでしまう方が増えてしまうかもしれません。
結果として治安の悪化につながる可能性があります。
カジノに対する、またはお金に対する教育をしっかりと行うことが大切になりそうですね。
私も子供には小さなうちから、お金に対する意識をしっかり教えたいと思います。
また、ギャンブル依存症患者の増加が見られた際のサポート体制をしっかり整えておく必要があります!
大阪府は「(仮称)大阪依存症センター」を設置するようですが、その仕組みに期待するしかなさそうですね。
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問題②:日本人のカジノの需要が低い可能性がある
日本には全国各地にパチンコ・スロットなどがあるため、カジノの需要が低い可能性が挙げられます。
わざわざ大阪に日本人がカジノをしに行くのか?というところですね。
特に大阪カジノの主力はこのような電子ゲーム機です。
アクセスがあまりよくない夢洲に、同じようなゲームをしに行く人は少ないかもしれませんね。
想定よりもお客さんが来てくれずに、赤字なんてことになったら大変です。
大阪IRにはカジノ以外にも楽しめる施設ができるようなので、何十年先もお客さんが途切れない魅力ある場所にしてほしいですね。
問題③:他都市にもカジノが作られる可能性が増える
大阪カジノが建設されると、他都市にもカジノが作られる可能性がでてきます。
パチンコやスロットで負けた場合、ほかのお店に移動してまた遊び始める方もいますよね。
カジノも同様に「はしご」する方が多いです。
大阪カジノが失敗すれば「はしごできないから客がこない、カジノを増やそう」成功すれば「カジノをはしごしてもらって、こちらの都市にも客を呼ぼう」となります。
実際に、カジノ誘致に立候補していた「横浜・和歌山・長野」はまた提案があがるかもしれませんね。
他の都市でも同じようにギャンブル依存症の増加や治安の悪化があれば、ますます日本は貧乏になり失敗する可能性があります。
問題④:外国人観光客が日本に求めるものとの違い
外国人観光客が日本に来る目的は「日本食や神社・お寺などの昔ながらの風景など」であり、カジノを求める人が少ない可能性があります。
外国人観光客から評価の高い日本ですが、それは美味しい日本食であったり、富士山やお寺などの空気感、文化を楽しみに来ています。
外国人観光客がわざわざ日本にカジノをしに来るのか…需要が低いかもしれませんね。
また、せっかく盛り上がっている観光事業がカジノにお客さんを奪われてしまう可能性も考えられます。
そうなれば、カジノは成功しても日本経済としては失敗ですよね。
日本の今までの観光事業も守って、どちらも損なわないならうれしいですね!
ここまで大阪カジノは失敗すると言われる問題点をご紹介しました。
続いては大阪カジノの撤退はないのか解説します。
大阪カジノの撤退は可能性が低い!
大阪カジノは2024年9月に「大阪IR株式会社」が「事業から違約金なしで撤退できる権利を放棄」したことでほぼ開業確定になりました。
撤退の可能性はほとんどないと言えます。
もともと「観光事業の需要回復が見込めない」など問題があったときに、違約金を払うことなく大阪IRの建設計画を止められる権利がありました。
この契約は令和8年9月まで使えたのですが、令和6年9月に放棄しました。
このため、今後もし何か問題があり計画を中止する場合は、莫大な違約金を支払う必要がでてきます。
運営事業者である大阪IR株式会社は、もちろん支払いたくはないので、大阪IRの建設は止まることはないと言えるでしょう。
大阪カジノは世界一危険ってホント?
大阪カジノは世界一危険というウワサがありますが、それは依存性の高い「電子ゲーム機」をメインとしていることが理由に挙げられます。
計画では大阪カジノはブラックジャックなどができるテーブルを470台、スロットなどの電子ゲーム機を6700台置く予定です。
しかし、この電子ゲーム機数は海外のカジノよりも多くなっています。
電子ゲーム機はギャンブルの中でも依存性が最も高いと言われているため、ギャンブル依存への対策などが求められています。
正直、日本はすでにパチンコ・スロットの数が多いのでいまさら感はありますが…。
カジノ事業者も日本のそのような特徴をみて、電子ゲーム機数を多くしたことも考えられますよね。
ですが、カジノとなるとその場の雰囲気などで、よりのめりこみやすくなる可能性もあるので注意したほうがいいでしょう。
カジノも使っていいお金でほどよく楽しむ分には、非現実的な空間もあって魅力的な娯楽です。
この「ほどよく楽しむ」が難しいのかもしれませんが、カジノ建設がほぼ確定な以上、ギャンブル依存者数の増加などが起こらない対策をしっかり決めてほしいですね。
まとめ
- ギャンブル依存症の増加、他都市でもカジノが作られる可能性がある
- 事業から違約金なしで撤退できる権利を放棄したことで開業はほぼ決定
- 依存性の高い電子ゲーム機が多いことが危険といわれる
大阪カジノは失敗するといわれる問題点などを紹介してきました。
建設するなら失敗しないよう、問題点を徹底的に挙げて対策を考えてくれることを祈ります。
「だから言ったのに」ではなく「建設撤退にならなくてよかった」と言われるようなリゾート施設が完成したらうれしいですね。
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